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「虫」 作:藤本義一 | |
劇団往来 番外公演 | |
2007年11月21日(水) 〜 25日(土) | |
今から50年ほど前のお話です。 大阪市の一画に「芸人横丁」と呼ばれる、芸人達が身を寄せて暮らす集落がありました。その中にある一軒の長屋「夢芸荘」がこの物語の舞台です。 ここには、貧乏ながら個性的な芸人達がひしめき合って暮らしています。 ◇落語家 ◇女漫才師 ◇ギター漫談師 ◇浪曲師 ◇浪曲師の妻 ◇夫婦漫才師 ◇落語家兼講釈師 ◇奇術師 ◇芸能斡旋所長・・・芸人達に仕事を提供する 牧林は喉にできものがある円丸を病院に連れて行き、喉頭ガンと告知されます。円丸には、リンパ腺が腫れているとごまかしますが、黙っておられずに松子に教えます。すると、またたく間に円丸以外の全員の知るところとなります。しかし、当の円丸はそんなこととは露知らずに、体がしんどくなっていくのをごまかすために酒を飲み、ケンカを売り、回りから独り孤立していきます。そんな円丸をやさしく見守る弓蔵の姿がありました。芸人に挫折した弓蔵にとっては意固地なまでに自分の芸を守る円丸の生き方が眩しかったのです。 ある日のこと、牧林が夢芸荘に吉報を持ってきます。有名寄席小屋「若松座」の支配人代々田(川口透)が、マスコミ出演を睨んだ新人発掘を企画していました。ついては夢芸荘から二組だけ、テストを受けることができるというのです。受かれば若松座に出演出来るだけでなく、ラジオやテレビに出演するチャンスももらえます。色めき立つ住人たち。全員が試験を受けたいと手を上げます。相方に死なれ、一人であぶれていた松子まで出たいと言い出す始末です。 しかし受けられるのは二組だけです。 さて、どんな方法で二組が選ばれて、そして試験の結果は??? |
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