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桂 治門 |
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最初のご出演は治門さん。
小春団治さんのお弟子さんで元気一杯に「一生懸命頑張ります。」と
演じられた根多は『平林』。 入門一年半とは思えないお噺でした。
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桂 春雨 |
『千早ふる』 |
続いて春雨さんで、根多は『千早ふる』。
まくらの冬季オリンピックの話で「滑る」はまさしく禁句。
百人一首の意味を聞かれ、大嘘話をでっち上げるストーリー。
在原業平の名歌を大関・竜田川の失恋話にしてしまう
お噺で場内大爆笑でした。
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桂 春之輔 |
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中トリには、本来トリだったはずの春之輔さん。『質屋芝居』。
主人、番頭、丁稚までが芝居好きな質屋が舞台。
「仮名手本忠臣蔵」の三段目が中心で、芝居を見せて聞かせる力が必要な芝居噺。
★見てみなはれ、何やヒマがいる思たら蔵の中で芝居してまっせあれ
▲殺生やがな、わたいのあの裃シワクチャになったぁるがなあれ
★裃ぐらいよろしぃがなシワ伸ばしたら、わたいの布団見てみなはれ、向こぉへ釘付けにしとぉんねん
▲ワヤにしとんなぁ。どないしまひょ?
★「どないしまひょ」て、中へ入って取って来まひょ取って来まひょ
■ど、どこ行きなはんねん?
★「どこ行きなはんねん」て、あんた呑気な人やなぁ、我々店で待ってんねんがな
■どこ行くねん?
★「どこ行く」て、決まってまんがな、中へ入りまんねん
■中へ入んねやったら札わいな?
★札は表で渡しておますがな。
と、さすが春之輔さんでした。
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〜〜 中入 〜〜 |