第23回 【 ほろ酔い寄席 】 |
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平成21年10月24日(土) |
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住吉区民ホール『住吉ふれあい亭』で
『第二十三回ほろ酔い寄席』が“桂春蝶襲名記念落語”と銘うちまして、
三代目桂春団治師匠を囲む会と住吉区コミュニティ協会と共催で開催されました。
300名近いご参加を頂きました。
今回は三代目桂春蝶襲名披露記念落語会と言うことで
春団治師匠が中入り前をつとめ、三代目桂春蝶(春菜改め)さんがトリになる
出演順で開催されました。 |
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桂 壱之輔 |
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最初のご出演は壱之輔さん。
根多は『寿限無』(じゅげむ)。三代目春蝶襲名披露の落語会でも
トップバッターとしておめでたい同じ根多で場内を笑わすと
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桂 春駒 |
『お忘れ物承り所』 |
続いて春駒さんが『お忘れ物承り所』を演じられました。
桂三枝さんの創作落語ですが、春駒さん独自の言い回しと、
アドリブをかけたお噺で場内大爆笑でした。
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桂 春団治師匠 |
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中入り前は、春団治師匠。『鋳掛屋』(いかけや)。
春団治師匠が演じる子供は、いたずらだが、
なんとなくかわいらしく憎めない感じが有り。 まさに絶品の一言。
▲鋳掛け屋のオッタ〜〜〜ン……
■ほぉ〜ら来やがった。ホンマにここらの子せがれ、
どいつもこいつも悪いやつばぁ〜っかりそろてけつかんねや……、
このガキら、うかつにもの言ぅたら仕事も何ぁんにもさしやがらへん。
おいこらこら、そっち行け、そっち行けちゅうんや。
オッサン今日、お前らに相手なってられるか、
仕事がぎょ〜さんつかえたぁんねん、
向こぉ行き 向こぉへ行き、うるさいなぁ。
■おっ、こらこら、そこの小(ち)さいの、お前や。
そこへ座ったらいかん。
いやいや、そこへ座ったら……、もぉド憎たらしぃガキやなぁ
「そこへ座ったらいかん」言ぅたらニタッ〜と笑ろて座りやがんねん……。
おい、座んねんやったら前のボタン掛けぇ、可愛らしぃのん首出してるわ。
あっち行け、あっち行け。
落語の品と奥深さを感じるお噺でした。
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〜〜 中入 〜〜 |
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内海英華 |
『女道楽』 |
中入り後のご出演は内海英華さんで『女道楽』。
女道楽とは、女性の芸人が唄や踊り、そして間に軽妙なトークをはさんで披露する演芸で
上方では1980年に吾妻ひな子さんが亡くなって以来、
舞台で披露する者はいなかった芸です。
英華さん自身「洒落っ気や風刺を利かせながら、唄とか踊りとか、いろんな芸をお見せして、
<粋>を感じていただくのが大事」とはなされています。
「上方でただ一人ということは、日本で一人!ということは世界で一人しかいません」
とは、ご本人のキメ文句。三味線が素晴らしく。
多分に、昔のお茶屋遊びの雰囲気を彷彿させてくれます。
まさに粋な芸でした。 |
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桂 春蝶 |
『山之内一豊と千代』 |
最後は三代目春蝶さんの『山之内一豊と千代』。
松竹座にて襲名披露でも演じられた得意根多。
お噺は「功名が辻」のパロディ風ですが春蝶さん独特の現代的な言い回しもあり
随所に現代風な工夫があったりで、もういちど聴きたくなるネタでした。
場内の皆さんも楽しく聴き入っておられました。 |
〜〜写真と解説は、「囲む会」より提供いただきました〜〜 |
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