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桂 壱之輔 |
手水廻し (ちょうずまわし) |
最初のご出演は壱之輔さん。『手水廻し』というお噺。
田舎の宿屋で、大阪から来た客から「手水を廻してくれ」 と言われて宿屋の主人も板場の喜助も女中もその意味がわからない。寺の和尚に聞きにいくと、長い頭のことと言うので 村一番の長い頭の男を呼んで客の前で長い頭を廻させる。というおなじみのお噺。最初から場内大爆笑でした。
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桂 梅団冶 |
青菜 |
続いて梅団冶さんの『青菜』。夏の話。
仕事を終えた植木屋さんに、その屋敷の主人が 「酒の相手をして欲しい」と労をねぎらう。青菜を振舞おうとするとが、隠し言葉を使って食べてしまったことを告げる奥方。その上品な物言いに感激した植木屋が長屋へ帰って一部始終を女房に話すと、それぐらい私でもできると豪語したので……爆笑根多ではありながら、夫婦愛が微笑ましいお噺でした。
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桂 春若 |
鴻池の犬 |
中入り前は、春若さんの『鴻池の犬』船場が舞台のお噺。
ある商家で飼われていた三匹の子犬その中のクロと名づけられたムク犬が、亡くなった愛犬にそっくりとかで、日本一の金満家・鴻池善右衛門の家にもらわれていく。クロは大きくたくましい犬へ成長。そんなある日にガリガリに痩せた犬がこの界隈に迷い込んでくる……。兄弟犬が再会する、悲しく、いじらしいお伽噺を春若さんが見事に演じられました。
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〜〜 中入 〜〜 |
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